26.人間不信はいつまで… |
タマの世界征服 |
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26.人間不信はいつまで…
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いつもと変わらず公園にいるタマ達。 「今日も気持ちいにゃ~。」 ゴロゴロしているしている所へ、ザッツザッツザッツザッツ…と音が聞こえてきた。 「シロちゃん、また来たよ!」 「グルグルね。」 シロちゃんが答えた次の瞬間、草を掻き分け覗き込んできた。 「今日もいるな~」 そう言いながら通り過ぎていった。グルグルと呼ばれているメガネのおじさんは、ここをウォーキングとやらでよく来ているようだ。 「シロちゃん、そのうちグルグルに僕達はもっと変な嫌がらせをされるんじゃないかな?」 「大丈夫じゃない。テツも何もしてこないって言ってたし。」 タマは首をかしげた。 「私この前グルグルを見かけたんだけど、歩きながらハトにえさをあげてたわよ。優しい人間じゃないかしら。」 「タエちゃんと同じ人間なのかにゃ?」 シロちゃんは驚いた。ついにタマがタエちゃんを゛やさしい人"と信用するようになったのかと。 「タエちゃんは、無理やり服を着せて嫌がらせをする、シロちゃんも小太郎におもちゃにされてる。グルグルは僕達を驚かす、これもまた嫌がらせ…」 シロちゃんはがっくりした。 「どうしたらいいにゃ?!」 「タマちゃん、大丈夫だって。」 タマにはその声が届かないようだった。 「そうだ、今日は怪人コネロクが見れる日だ!それじゃ~僕は先に帰るよ。」 タマは急いで家へ帰っていった。いつまで過去のことを根に持つんだろうとシロちゃんは思った。 「怪人コネロクって…」 |
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